2025年11月28日

【教育】,【県議会】

世界から注目されるニュージーランドの教育とは

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

富山県の高校再編の参考にするため、先日ニュージーランドの教育を視察し、SNSで書くには長すぎるため、ここでまとめたいと思います。

なぜニュージーランドの教育を視察に行ったのか

これにはいくつか理由があります。

まず、富山県では現在「高校再編」の議論が進んでいます。15年後に生徒が今より3割少なくなる。そのため、高校の数を少なくしようとしていますが、単純に数を減らすのではなく、教育の中身をよりよいものに変えていかなければいけないと思っています。

じゃあ、「よりよい教育」とはどのようなものなのか?

この数年間、国内の先進事例となる高校をいくつも見てきましたが、その国内先進事例がお手本としている教育でもある、世界の先進事例を一度見てみる必要があるのでは、と考えました。

そして、世界の中でもニュージーランドを選んだ理由は、

まずは、英エコノミスト誌が発表する「世界未来教育指数ランキング」の第1回となる2017年に1位と評されたこと、が候補となるきっかけでした。

その上位国を中心に各国の教育を色々調べる中で、ニュージーランドの教育は、

・生徒の自己表現を重視するということ

が最大の特徴と言われます。input重視のこれまでの日本の教育ではダメだと、日本では「探究学習」が行われるようになっています。探究学習は、output重視、グループ学習、プロジェクトベースがであり、これのお手本のような存在です。日本の変わっていこうとする教育の目標となる存在をぜひ自分の目で見たいと思いました。

また、

・学年で同じ授業を受けるのではなく、ある教科レベルに様々な学年の生徒が混ざる

・英語スキル向上のために、日本からの留学生が多い

という特徴もあるようで、これらにも大変興味を惹かれました。

そして、これからの富山県教育を考える上で参考にしたこちらの本でも先進事例として紹介されていたことも後押しとなりました。

「生徒の自己表現を重視する」ニュージーランドの教育とは

県議有志でチームを作り、私たちは小~高の一貫校2校、高校1校、小学校1校を訪問しました。

(以下は、ニュージーランド教育の全体像ではないかもしれませんが、現地で私がヒアリングしたことを書きます。)

下の2枚は別の学校ですが、どの学校でもおおむねこのようなスタイルで授業が行われていました(このように教室の仕切りがない学校が多いと聞きました)。

まず、日本の感覚ではなかなか理解しにくいのですが、

教科書がありません。今日やる単元もありません。

最も驚いたのは、

「今日は○○するよ~」ではなく、

「今日は何するの?」で全ての授業が進んでいくのです。

クラス一斉授業であったり、同じことをやるのではなく、生徒が思い思いの学習をします。1人でやる生徒。グループでやる生徒。

そして、先生が何かを指示することはほとんどありません。分からない部分があれば、生徒が先生に質問する。先生はそれをサポートするだけです。

ニュージーランドの教育とは、「not input」だよ。「learn」だよ。と、現地ではことあるごとに言われました。

ここでは、自分の内なる動機が学習の出発点だったのです。

それができる背景は何か?

やっていることの違う生徒中心の学習をサポートするのは、先生に非常に高いスキルが求められます。

それを成り立たせるために、先生の給与はベースが高い。

さらに、各学校は独立採算な上、先生のスカウトも日常的に行われているので、よい学校では高い給与が支払われ、どんどん優秀な先生が集まる仕組みになっています。

ですから、全国で一定の教育の質が保たれている、日本とは状況が異なります。ここはメリットでもあり、デメリットでもあると感じました。

しかし、現地では「平等と公平は違う」とも言われました。一律の教育水準ではないため平等ではないが、生徒の質問には等しく答えるという意味で公平だと。これには非常に考えさせられました。

また、日本のように受験や就活という概念がなく、例えば2年生までに九九を覚えましょう、というような基準もない。職を求めたければ自分でスキルを身につける必要がある。個人に委ねられた国であることも、この学習スタイルが成り立つ理由であると思いました。

ニュージーランドの教育は日本の理想形か?

日本ではinput教育だけではダメだと、「探究学習」が重視され、生徒の主体的、対話的、深い学びが年々重視されています。

それを全ての授業で実践するニュージーランド教育は、日本の理想形なのでしょうか?

これは非常に考えさせられる問題です。

というのも、質問する生徒、目標のある生徒にはサポートがあり、自分の知識を深め、広げられる。一方で、質問しない、できない生徒もやっぱり存在します(日本の感覚と違い、ベースがどんどん質問する文化のようですが)。目標のない生徒には特にサポートがないとのこと。

この学校の仕組みだけでなく、貧困状況など様々な要因があるのでしょうが、10代の自殺率は世界の中でも非常に高く、日本も低くないですが、その日本の2倍以上となっています。手放しでニュージーランドの教育が素晴らしいとは言えなさそうです。

(時の政権の意向が教育政策にも色濃く影響し、現在ニュージーランドではinput教育の割合を増やす動きがあるようです。)

しかし、日本の教育、富山県の教育のこれからを考える上で、学ぶべき点がたくさんあったことも事実です。

細かいことですが、ニュージーランドでは消しゴムがありませんでした。間違えを「消す」のではなく、その軌跡を残しながら、学習するそうです。

また、親>学校ではなく、お互いにリスペクトがあり対等な関係である他、

たまたま遠足のようなシーンを見たのですが、

先生だけでなく、多くの親も一緒に引率していました。自分の子どもだけでなく、他の子どもにも関わりながら。これが通常の姿とのこと。

日本のinput教育は詰め込み教育で、ここから脱却しなければいけないと言われます。自分で課題を見つけ、解決していく力。自分の考えをまとめ、表現していく力がもっと必要だと。

じゃあ、表現する力があればそれでいいのかと言われると、どうもそうではなさそうです。

私はニュージーランドに行く前までは、

日本の教育は古臭い。知識を頭に入れるのは、もはやgoogleで簡単にできるので、いかにそれを使って問題に対処していくかが大事であり、探究の時間や探究的な時間をもっと増やすべきではないかと思っておりました。ニュージーランドの教育が理想であり、日本の教育で目指している生きる力そのもの。きっと生徒のウェルビーイングも高いのではないか。

と思ってきました。

しかし、そう単純ではないようです。

情報(googleで調べられるもの)と知識は違うのではないか?情報を脳内に積み重ねることで、知識になる。知識を積み重ねることで見識になるかもしれない。知識と見識をいつでも取り出せること、取り出して答えの見つかりにくい課題に対処できることが大切であり、それにはinputとoutputどちらも必要なのではないか。

ニュージーランドの教育にも功罪がある。日本の教育にもある(くしくも、ニュージーランドでは、「小学校~それは小さな社会~」という2024年に公開された、日本の小学校を取り上げた映画が素晴らしかったと何度か言われました)。

どちらか一方ではなく、そのベストミックスに答えがありあそうです。

(ニュージーランド訪問にあたり)

2011年2月に、第2の都市クライストチャーチを中心に大きな被害のあったカンタベリー地震がありました。翌月の東日本大震災で、日本ではほとんど報道されなくなりましたが、犠牲者185人のうち、日本人は28人。語学研修中だった富山外国語専門学校の生徒12人を含む、富山県関係者13人も含まれています。

もうすぐ、この地震から15年を迎えます。今回の訪問にあたり、犠牲者の名前が刻まれている記念碑に訪問団で献花をしてきました。

また、仮設大聖堂も訪れ、追悼彫刻(対になっており、もう1対は富山外国語専門学校に設置されている)に祈りを捧げました。

この仮設大聖堂は日本人建築家である坂茂さんが設計。復興のシンボルとして一時的に建てられた仮設大聖堂であり、被災地の現地で調達しやすく、安価で軽量、かつ地震に強いという特徴を持つ「紙管」が柱や主祭壇、十字架にいたるまで主要な材料として使われていました。

2025年11月27日

【教育】,【県議会】

前回の続き:新しい高校の具体像とは

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回は、佳境を迎えようとしている富山県の高校再編の現状を説明しました。

固まってきた部分がある一方で、大規模校以外の新しい高校の「具体像」はまだまだであり、そこは物足りない、と思っています。

では、「具体像」とは何なのか?なぜ、物足りないと言えるのか?

私も、この議論が始まる4年前はうっすらとしか思い描くことができませんでした。しかし、県議会会派にプロジェクトチームを作り、「どのような高校が富山県に必要か?」とみんなで考えながら、

チームで県内の全県立高校、そして県外の先進事例と言われる約25の高校を訪ね、現場からヒントを探りました。

今回は、その経験を経ての、私たち会派プロジェクトチームの考える具体像をいくつか紹介したいと思います。

偏差値や特徴の違う学科が混ざることで活力が生まれる高校

「京都府立洛北高校」では、中高一貫のサイエンス科が2クラス・普通科文理コースが4クラス・普通科スポーツ専攻が1クラスと、偏差値や特徴の違う学科が混じり合っていました。

「多様な価値観。変化の激しい時代に、違う集団が混じり合うことの意味はとても大きい。活気に繋がっている。」という校長先生の言葉はとても印象的で、自分と違う特徴をお互いにリスペクトしているということでした。

また、「北海道札幌国際情報高校」でも、「モノトーンではダメ。色んな学科が混じり合うことが生徒のこれからにとって大切。」という言葉が聞かれ、洛北高校での言葉と同じことを言っていると感じました。普通科・国際文化科・理数工学科・グローバルビジネス科(商業科)の4つの学科が存在しています。

偏差値や特徴の違う学科が混ざることで、生徒の刺激に、そして学校の活力に繋がっている。こんな高校が富山県にも必要だと思います。

「旋盤を回せる東⼤⽣を出す」進学を目標にした工業高校

「愛知県立愛知総合工科高校」は「旋盤を回せる東大生を出す」と意気込む工業高校でした。全国の工業科の進学率は3割ですが、こちらは6割が進学。難関大学への進学も目指せます。

余談ですが、制服は人気アパレルメーカーが作っており、小さなことのように思えますが、こういうことも生徒の満足度に繋がっているとのこと。

進学もものづくりもどちらも極めたい。そんな高校があったっていい!と思っています。

資格取得を目標にするのをやめ、とにかく実践にこだわる商業高校

「広島県立尾道商業高校」は、商業科といえば!の「簿記」と「ビジネスマナー」を無くしていました。代わりに「探究学習」を重視し、週1回、まるまる1日使って探究学習を行い、生徒が自ら課題を発見する力にこだわっているとのこと。

もともとあった商業の3つの科を無くして一括募集し、1年間学んでみて、進む道を決められるようにしたのも生徒のミスマッチ防止に繋がっていました。

資格取得が生徒の自信に繋がる、という考え方も分かります。でも、そもそもの前提から見直す、こんな高校も非常に魅力的に感じています。

⾃然との共⽣や主体的な学びを重視した⾼校

「FC今治高校」は「夢中になる」「修羅場と向き合い、決断し、乗り切る力を身に付ける」ことを目指し、ここでは「生きることの本質を問い、実践する」と言います。野外体験や4泊5日のお遍路さん。自然の中で人間は存在することや、答えの出ない事態に耐え、仲間を巻き込みながら乗り越える力、タフネス。

自然との共生は富山県の得意分野のはず。雄大な自然のある富山だからこその学校、それに魅力を感じ全国から生徒が集まる学校、そんな学校が1校でいいからあってほしいと思います。

⼩規模校のメリットを活かし、⼀⼈ひとりの進路実現や学ぶ意欲に応える高校

「北海道大空高校」や、高校ではありませんが「神山まるごと高専」は、性格は違えど、どちらも小規模校だからこそ、一人ひとりの学ぶ意欲を最大限に引き出そうとする学校でした。

先生が指示するのではなく、生徒の主体性を重視し、教員はそれをサポートする。目の届く小規模だからこそ手厚いサポートができるので、思い切って尖った教育を行い、こちらも全国から募集をしたらいいと思います。

このような5種類の学校。

全部とは言いませんが、少なくとも1校ずつはこのような高校が欲しいし、また必要だと思います。

他には、英語の授業だけでなく、数学や社会など、他の科目も英語で授業をする高校があります。

「英語を自分の武器にする」

「(スポーツや芸術など)自分の夢を叶えるために、英語を身につける」

「国際的に活躍する」

「富山と世界を繋ぐ。そのために英語を学びたい」

このような生徒のニーズに応える高校も必要だと思います。

大切なことは、「ここで学びたい」「これを学びたい」と生徒が思える高校。

学習する内容は同じで偏差値で通う高校を選ぶでのではく、

それぞれの高校が唯一の特徴を持つ再編になるよう、佳境を迎える富山県の高校再編の議論をしっかりリードしていきたいと思います!

2025年11月26日

【教育】,【県議会】

富山県の高校再編の現状

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

大変久しぶりの更新となりますが、

令和3年から4年以上議論されてきた、「富山県の高校再編」が佳境を迎えようとしているため、一度現状をお伝えするブログを書きたいと思います。

富山県の高校再編の背景

以前のブログでも書きましたが、

参考:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト

富山県は3度目の大きな高校再編を検討しています。

その最大の理由は、少子化による生徒数の減少です。

県の「新時代とやまハイスクール構想」実施方針(素案)より

現在も生徒数が少なくなったと言われますが、15年後はさらに現在より35%生徒数が少なくなる見込みです。

では、生徒数の減少により高校再編は避けられないとして、単純に高校数を削減させればよいのでしょうか?


いえ、富山県も県議会もそう思っておらず、

これを機に、富山県教育の課題を解決したり、時代の変化に対応したり、何より生徒が活き活きと学ぶ、生きる力を育める(変化の激しい時代だからこそ特に)、よりよい富山県教育が生まれる再編にすべきだと考え、この議論が進んでおります。

現在まで固まってきたこと

4年ほど議論し、

スケジュールや学校数といった「外側」と、教育の中身という「内側」があるとすれば、

現在、「外側」は大きな方向性が固まってきました。

以下4枚はこの夏まとめられた、県の「新時代とやまハイスクール構想」実施方針(素案)からの抜粋ですが、

「3期に分けて」

「現在の34校を20校程度に」

という方針が示されました。


これまでの再編のように「○○高校と△△高校を統合する」というのではなく、「全ての県立高校を再構築し、新しい高校を設置する」というのも今回の特徴です。

その後、県議会9月議会での議論などを経て、

「第1期再編は令和10年度ではなく、令和11年度を目指すこと」となったり、

20校ではなく、もう少し校数を増やすことが検討されたりしていますが、大きな方向性が固まってきました。

第1期対象校などは、当初今年度中に発表される予定でしたが、もう少し検討することになりましたので、

恐らく来年(令和8年)夏ごろに、第1期対象校や、東西ではなくもう少し小さいエリアでの学校数が出てくるものと思われます。

これからもっと固めなければいけないこと

スケジュールや学校数といった「外側」が固まってきた一方で、さきほど「内側」といった、教育の中身は固まってきたのか?と言うと、私はまだまだこれからだと思っています。

今回の高校再編の目玉の1つは、

1学年12クラス程度の「大規模校」を作ることです。

大規模になることで、様々な生徒に出会えたり、部活動の選択肢も広がりますが、今回検討している大規模校では、埼玉県の県立伊奈学園総合高等学校を参考に、多くの「選択科目」を用意し、大学のように自分で時間割を作る高校を目指しています。

自分の将来を思い描いたり、関心のある分野から、自分だけの時間割を作ることができるのは、とてもワクワクする高校となるでしょう。

実際に県内の高校生にアンケートを取ると、「進路希望に合わせて学習内容を選択できる 仕組みがある学校」を作ってほしいという回答が1番多いという事実もあります。

ですが、それ以外に、新しい高校の「具体像」は示されていないと感じています。

序盤で言いましたが、

富山県教育の課題を解決したり、時代の変化に対応したり、何より生徒が活き活きと学ぶ、生きる力を育める(変化の激しい時代だからこそ特に)、よりよい富山県教育が生まれる再編にすべきだと思っています。

「大規模校」のような、「ここで学びたい!」と生徒が思う、そんな高校、教育の中身を示すことが次の課題です。

では、そうはいうけど、どんな「具体像」があるのか?

そのヒントを探るために、県議会会派にプロジェクトチームを作り、この3年間、県外の高校現場に話を聞きに行ってきたので、次回はその話をしたいと思います。

それではまた。

2025年02月11日

【お知らせ】,【県議会】,【自分の考え】

育児のため、仕事量を抑えます。

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

先日、子どもが生まれました。

結婚してから割と長く、夫婦2人での生活に満足しているしこのままでもいいかな。と思ってきました。

「子どもが生まれて考えが変わりました!」と言うつもりはありません。子どもがいないこれまでの時間も大切だったし、そういう選択をされる方をこれからもリスペクトします。

ただ、生まれたからには、この子どもが伸び伸びと過ごせるよう、父親として一所懸命頑張りたいと思います。

夜は全然寝てくれなかったり、オムツには苦戦中、おしっこ噴射事件など、毎日てんやわんやです。

「みんなこんなことをしながら、仕事やプライベートに向き合っていたのか」と今更ながらに全ての親たちに尊敬の念。

そして自分もそうしてもらってきたんですね、直接は言えないから、ここでだけ感謝。

(妻への感謝は、直接言うね!)

さて、仕事ですが、

「お父さんにできないのは出産と授乳だけ」と以前人に言われたことがあります。

男性にできることはたくさんありますよね。

というわけで、私もパートナーと、負担感が(喜びも)半分ずつの子育てをしたいと思っています。

そのため、しばらく仕事をセーブすることにしました。

その割合はとりあえず2ヶ月走ってみて、2ヶ月毎に見直していきます。

直近では、具体的に以下のようにさせていただきます。

◆県民からの相談や問い合わせ

これまで、できる限り当日や翌日に対応しておりました。

折り返しを含め、対応に数日いただきたいと思います。

◆2月議会について

富山県議会には「育休」という制度がありません。

ですが、育児を理由に会議を欠席することができます。

これを使い、妻の産後まもない2月議会は自分の質問日や採決日以外はお休みさせていただきます。

富山県議会で育児を理由に休むこと。

これまではできませんでしたが、多様ななり手がうまれてくるようにと4年前に自分たちが提案し、議会規則を改正しました。

くしくも自分が初めて使うことになりました。

(先輩パパがいたのですが、使われなかったので)

※議会は議事録や録画などが残ります。時間のあるときに、細切れにでも必要箇所を確認します。

2017年から政治活動を始め、「子どもたちに誇れる高岡を、いっしょに描いていこう。」と呼びかけてきました。

その子どもたちの輪の中に、我が家の子どもも加わったことに喜びを感じております。

育児で感じたことを次に子育てする方の環境改善に繋げていきますので、どうかご理解くださればと思います。

追伸:子どもの写真は、自分で判断できるまで公開しない方針なので、AIにイメージを作ってもらいました。顔は、でも、こんな感じです(笑)。

まだ新米ですが、子育てにはマンパワーが絶対的に必要だと感じました。そして、1馬力よりも2馬力、3馬力あった方がいいに決まっています。

その家庭だけでなく、社会全体で子どもを育てる。

それは直接子どもに接するだけではなく、親が休むことへの理解・フォローも当てはまると思います。

男性の育休取得は増えていますが(令和5年度:それでも約3割)、女性が取る期間とはまだ大きな隔たりがあります(令和4年度:女性は9割以上が6ヶ月以上、男性は約6割が1ヶ月未満)。

期間も含めて、男性が女性と同等の育休を取ることが当たり前の世の中になりますように。

2025年01月06日

【自分の考え】

2025年始まるにあたり

明けましておめでとうございます。

富山県議会議員の瀬川侑希です。

今年もよろしくお願いします。

昨年は、元日に発生した地震への対応、復興に向けて取り組みながらも、

高校再編に関して県民向けのワークショップを経て県庁への提言を取りまとめたり、

高岡スポーツコアのリニューアルに関わったり、

オーガニック給食と、1つ1つ実現することができました。

今年は、1日1日丁寧に仕事しながらも、

しかし常に「未来の姿」を思い描きながら、、、将来どういう社会になっているのか、その将来のために今何をなすべきなのか、、、逆算して目の前の仕事を捉えていきたいと思います!

教育、子育て、農業、環境とライフワークもありますが、

特に力を入れていきたいのは、高校再編とスタジアム。

この2つは次の世代のための仕事だと思っています。今の子どもやこれから生まれる方にとって、どういうものを残せるかと考えながら取り組んでいきます!

2017年から書いているこのブログも、、、時々更新しておりますが、昨年少しペースが悪かったので、昨年より書くことも今年の目標にします!

あと、空手指導も今年頑張ることの1つ!

ご縁あって、昨年から関野神社の役員に。元日は神社のお手伝いをしました。

高岡の開祖前田利長公をお祀りする神社に奉仕し、清々しい気持ち、今年も1年頑張ろうと思いました。北陸の冬には嬉しい晴れ間もありましたね。きっとみなさまの願いも届いていると思います。ご参拝、ありがとうございました!

3日には家族で瑞龍寺さんにも参拝。かわいい蛇のおみくじです!厄年なのですが、大吉でした!

4日は高岡市の新春武道稽古始め。

昨年は地震直後で中止だったため、5年振りに完全な形で開催。

みんな稽古ができることは当たり前ではないと、嚙みしめながら取り組んでいました。

私も千本くらいは突きました!

2025年、みなさまにとってよい1年でありますように!

2024年12月24日

【県議会】,【自分の考え】

富山県の人口は2060年に60万人になる?

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

12/12(木)に富山県議会が閉会しましたが、毎回翌日の北日本新聞では、議会を振り返っての記事が掲載されます。

今回の記事はこちらでしたが、後半の「ある議員」とは私、瀬川のことです。(なぜ名前を隠すのだろう・・・?)

先日の議会質問のブログでも書きましたが、

「人口減少は避けられないが、出生率と社会増減は政策次第で動いてくる数字だ」

「知事は4年前に掲げた88策をほぼ達成したというが、出生率と社会増減はむしろ目標と開いている。88策や今回掲げた100項目は、出生率と社会増減にインパクトを与えられていないのでは?」

「出生率低下と社会減にしっかり向き合ってほしい。改善策に繋げてほしい」

と、こういう主張をしました。

「議論生煮え より建設的な論戦を」と、新聞社からは厳しめのエール(?)ももらいましたが、

今回は、なぜ私がこの質問をしたのか、背景をもう少し説明したいと思います。

富山県では、今年度から『本県における人口減少やそこから生ずる課題に真正面から取り組み、総合的かつ効果的に推進するため』、県庁内に「富山県人口未来構想本部」を設置しました。県庁の全部局長が集まり、12月24日現在、6回の会議を開催しています。

まさに『』で括った、その目的のための会議体ですが、簡単に言うと、

・人口減少の影響は各所に大きく表れるので、減少カーブを緩やかにする

・とはいえ、人口減少自体は避けられないので、減少に適応した社会にする

こういうことだと私は理解しています。

行政がやらなければならないことは多岐に渡りますが、「人口」はその根幹というべきものだと思っています。(ここにこだわりがなければ、減少のスピードは加速し、閾値を超えると、人がいない亡国に繋がります。)

さて、その会議の11/13(水)第5回の会議で下のグラフが提示されました。

現在の出生率と社会増減が「続いた場合」の、「機械的推計」です。2060年に富山県の人口が60万人になるというもの。

機械的推計とはいえ、今年度100万人を切ったばかり。また、2060年とは35年後。今の子どもたちが働き盛りであったり、家庭を持ったりするころ。

その35年後に人口が「今の60%」になるというのは、やはりインパクトがありますね。

繰り返しますが、あくまで「機械的推計」です。

確定的な未来ではありません。ですから、「なぜ今このようなトレンドとなってしまっているのか要因分析を行い」、「この未来を迎えないように施策を講じていく」ことが、むしろ行政の仕事だと思います。

こういうことで、先日の議会ではこの課題を取り上げました。

私は、人口減少には様々な要因がありますが、①出生率、②引っ越しの多い少ないで決まる「社会増減」。この2つは、主要な要因かつ施策次第で数字が動きうるものだと思っています。

だからこそ、この2つに繋がる施策を今よりもっと実施しなければならない。そう主張しましたが、

とりわけ「出生率」に関して、知事の回答は意外なものでした。


「この4年間で出生率は政策目標としないことに舵を切った」


これは富山県の合計特殊出生率(15~49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもの)です。この数年ダウントレンドが続いています。

政策目標から外したと言いますが、その理由はなぜなのでしょう?

(議会答弁では明確な理由は述べられませんでしたので)正直なところ、施策が出生率向上に結びついていないから外したのではないか?と感じました。

私は、(出生率を過度には追い求めなくても)チェックポイントとして、施策を点検するために政策目標から外さないでほしい、と考えます。

少なくとも、富山県には県民の希望の結果である「県民希望出生率」というものがあり、それと年々離れていっていることは受け止め、県民の希望が叶えられる富山県を目指してほしい!

と思います。

2023年に富山県の出生数は5,512人でした。

ざっくりとした計算ですが、仮に県民希望出生率「1.9」が達成されていたら、2023年に7,758人が生まれていたことになります。その差は約2,200人です。

県民の希望出生率が叶っていたら、去年生まれた赤ちゃんの同級生は約2,200人多くなります。

2060年というのは、この子たちが30代半ばになっている未来。いま現在の県民の希望と、2060年の県民の幸せは繋がっているはずです。

新田知事になってからの4年間で進んだものは数多くあります。 大学発ベンチャー、県のブランディング、ウェルビーイング。北陸3県の連携。

今まで無かった動きも多く、この部分は大変評価しております。

しかし。

常々、「チャンスがあり、夢が叶えられる富山県」を目指すと言う知事。

仮に出生率を政策目標から外したとしても、、、

そうであっても、県民の夢や希望を叶えること、今、希望出生率が叶っていないことにはとことん向き合ってほしいなと思います。

2024年12月18日

【県議会】

11月定例会で私がした質問(3/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

12/6(金)に予算特別委員会で1時間質問しました!

前回、前々回に引き続き、その時に私がした質問とその回答を。

3つに分割したうちの最後のパートになります!

(11)次は「軽症者の救急搬送における選定療養費」について質問します。

聞いている方「なんのこと」と思われるかと思いますが、いわゆる「軽症者が救急車を使った場合の有料化」と呼ばれたりもするもののことです。今月から茨城県で都道府県としては初めて実施されています。

私も「救急車の有料化」だと思っていましたが、担当課に教えてもらいようやく理解できました。「救急車」が有料になるのではなく、救急車を利用した方が軽症だった場合、「病院」が選定療養費という形で7,000円程度徴収する仕組みです。

もちろん救急車を呼ぶことをためらい救える命が救えないことは、あってはいけません。また、ほとんどの方が医師という専門家じゃないので、判断に迷った方はぜひ呼んでほしいと思います。ですが、明らかに軽症なのに、とか、タクシー代わりに呼ぶ方がおられるのも事実です。救急医療体制のひっ迫も度々問題になり、本当に医療が必要な方に届けることも大事だと思います。

まず、本県における救急搬送のうち、軽症者の人数、割合はどの程度なのか、武隈危機管理局長にお聞きします。

→(回答)軽症者の人数は、毎年20,000人弱。救急搬送に占める軽症者の割合は40%前後。

(12)この話になると「7,000円を徴収することで、救急車を呼ぶことのためらいが生まれるのでは」という声が必ず出てきます。ためらいがあってはいけません。ただ、紹介状無しで大病院に行ったら、以前は5,000円、今は7,000円かかるので、これと同じことだという意見もあります。こういうことを正しくアナウンスすれば、ためらいが生まれない状況も作れるのではないかとも思います。

とはいえ、緊急医療体制の維持が1番の目的です。現在は大丈夫でも緊急医療に携わる人材の確保が今より難しくなる将来があるように思います。

軽症者の救急搬送における選定療養費の徴収について、救急医療体制の維持の観点から、徴収するかしないかの判断を病院に委ねるのではなく、県として統一的な運用の「検討」はしてもいいのでは、例えば病院にヒアリングするとか救急車の到着時間が早まった可能性があるのはどのくらい何件くらいだとか、「検討」はしてもいいのではと考えます。有賀厚生部長に所見をお聞きします。

→(回答)先行県があるため、状況を研究するとともに、県内病院にヒアリングするなどして、しっかり検討を進めていきたい。

(13)残り2問は教育についてお聞きします。

現在議論されている、高校再編。先日教育委員会から再編における考え方の方向性が示されました。今までにない意欲的なものが出てきたと私自身は大変期待しております。もうちょっと詳細が出てきたら取り上げて質問したいなと思っておりますが、高校の中身を作り変える、そういう意欲も感じています。

ただ、大規模な高校、県立として3つ作る必要があるかどうかはまだ自分の中で腹落ちしていないというか、良し悪しを判断できていませんが、個人的には1つ2つは必要だと思っています。

会派の教育に関するプロジェクトチームで、県内の34の全日制高校、全校回りました。5つの定時制も全校回りました。やっぱり大規模校は、活気がありました。生徒も、色んな価値観に触れられる、気の合う友達とも出会う確率が上がる、授業の選択肢も増える、部活動が選べる。

今はやっていませんが、現状に加えて、他の学科の授業を受けられたり、大学のように多彩な開講科目から自分なりのカリキュラムを作れるとさらに魅力が増すように思いました。

小規模校のよさもある、それが合っている生徒もいるので、小規模も多少残してほしいですが、大規模のメリットも感じました。

しかし現状は、大規模のメリットが伝わっていないというか理解されていない面もあると思いますので、自信を持ってしっかり伝えてほしいとエールを送りたい思います。

さて、ですが、34校が20校になる再編イメージが示されました。14校を無くさないといけません。

この無くすのが、とっても大変で、「うちの地域から高校を無くさないでくれ」じゃないですよ。これはこれで大変さがありますが、物理的に無くすこともとっても大変で県内市町村も随分苦しんでいます。

平均的な規模の県立高校を解体する場合、解体費用はいくらになるのか、廣島教育長にお聞きします。こう言ったら、クラス数を挙げてくれと言われましたので、今は1学年4クラスが1番多いですが、元はもうちょっと入りますから、5~6クラス規模でお願いします。

→(回答)解体費は、泊高校は6億円、水橋高校で9億円かかった。ここから考えると、今後の1学校あたりの解体費は、7~8億円になる想定。

(14)単純計算ですが、14校だったら、112億円程度になります。とても大きな金額です。何も建てないけど、解体でこのくらいかかります。ぜひ、他に使えないか、という観点で検討をしてほしいです。

この答弁に関連しますが、最後に夜間中学の設置について質問します。

最終卒業学校が小学校の方は比較的県西部に多いという国勢調査があります。

この他、外国籍の方も県西部に多いです。今議論されていますが、安易に、真ん中だからという理由で富山市にしてほしくありません。

規模や設置場所の検討のためにも、まずは入学希望の方はどのくらいいるのか、どのエリアに多いのか、100人と200人では用意する学校のサイズも全然違うので、最初に入学希望者のニーズ調査を行う必要があるのではないかと考えます。

その際、同時期に進んでいる県立高校再編で生まれる空き校舎の活用も十分検討してほしいと思っています。1校でも使うことができれば、8億円の解体費用必要ありません。廣島教育長にお聞きします。

→(回答) 県のアンケート調査では富山市の希望が半数だった。空き校舎の活用は、再編の結論を待つと夜間中学の開校が遅れるため、スケジュールを考えると難しいところもある。

⦅↑時間切れだったため、後日の教育警務委員会で、「県のアンケートは全数調査ではない。国勢調査は全数調査。また、志貴野高校はグラウンドがないが、夜間中学にグラウンドは必要ないため、空き校舎と入れ替えられたら、志貴野高校の生徒にグラウンドも用意できる。こんな全体を通した発想をするためにも、まずは入学予定者の突っ込んだ把握を。」と質問しました。⦆

以上3回に渡って書いてきましたが、11月定例会で私がした質問です。

(ちなみに前回のブログで紹介した記事の他に、このようなものも。)

富山新聞

全体を振り返って、、、

地域おこし協力隊と、軽症者の救急搬送に関しては、実現に向けて動いていく前向きな印象を受けました。特に、地域おこし協力隊に関しては、来年度第一号が誕生するのではないでしょうか。

また、大学に関しても、時期を同じくして、県内の学校法人から新設に向けた発表があり、嬉しく思っています。

(ただ、「県内生徒の受け皿」を目指しているのだとしたら、富山県に縛り付けるメッセージになり、危うさも感じます。「出入り」が均等になればいいと思うので、全国から(海外からでも!)目指される、そんな大学になってくれればと思います。)

4年制私立大学の新設構想を発表 射水市の学校法人|NHK 富山県のニュース

高校再編は今、私自身が1番力を入れて取り組んでいる分野です。来年度具体的な発表がありそうなので、変化の激しい時代。この時代を生き抜く生徒が「ここで学びたい!」と、そう思える高校を作れるよう、頑張りたいと思います。

希望出生率と現実の差に関しては、次回のブログで詳細を書きますね!

なお、映像は、

録画中継 | 富山県議会インターネット議会中継

上記で半年くらいは視聴できる予定です!ぜひ!

それではまた!

【県議会】

11月定例会で私がした質問(2/3)

おはようございます、富山県議会議員の瀬川侑希です。

12/6(金)に予算特別委員会で1時間質問しました!

前回に引き続き、その時に私がした質問とその回答を。

3つに分割したうちの真ん中のパートになります!

(5)続いて。富山県では人口未来構想本部会議を開いています。部局横断でこれまで6回会議を開き、このままいくと2060年で62万人になるという推計も示されました。現在、人口未来構想の骨子案を策定しようとしている最中だと認識しております。

その策定しようとしている骨子案の中でも、私自身は最大のポイントは「出生率」と「社会増減」、この2つをどう据えるかだと思っております。

今から関連して3問続けますが、最初に「出生」の話をしたいと思います。

委員長、ここで資料の掲出許可をお願いします。

新田知事になって進んだ分野、多くあると思っています。大学発ベンチャー、県のブランディング、ウェルビーイング。北陸3県の連携。今まで無かった動きも多く、この部分大変評価しております。

一方で、下がったものもあります。あんまりこういうのは県のほうから発表がありませんね。これからの3問、文面だけみると厳しめですが、頑張ってほしい、という期待を込めて質問するので、あんまりピリッとさせたくありません、淡々と行きますね。下がったものの一つが「出生率」です。

富山県では県民希望出生率というものを数年前(R元調査)に算出しました。1.9になります。お1人お1人の「希望」の平均を取ったものです。率、数字を追い求めてください、と言っているわけではありません。この「1.9」は県民の「希望」の総合値なので、どうすれば「希望」に近づくのか、叶えられるのか、できていないなら政策をブラッシュアップしてほしいと思います。

県民希望出生率「1.9」を富山県は目指しておりますが、現実と開きがある、少子化が止まらない原因はどこにあると考えているのか、川津知事政策局長にお聞きします。

→(回答)未婚率の上昇が少子化の大きな要因。出会いの場の減少、結婚に対する価値観の変化など様々な要因が複雑に絡み合っている。県では少子化対策に取り組んできたが、対応し切れていない。

(6)次に社会増減の話をしたいと思います。これも以前より明らかに数字が下がったもののひとつです。

本県の人口減少に対応する上で、自然増減(人の生き死にですね)は人口構成上避けられない部分がありますが、社会増減は転出と転入の差です、自治体の取り組み次第で動いてくる数字だと思っています。現に一極集中の東京圏以外でも社会増を達成している自治体はいくつもあり、富山県としてもあくまで社会増を目指すべきだと考えます。

このグラフのように数年前まで社会増だった時期もありました。現在社会増となっていない原因はどこにあると考えているのか、田中地方創生局長にお聞きします。

→(回答)移住者は増えているが、更に増やす必要がある。富山暮らしの魅力を発信できていない、富山県に来ても暮らしまで体験することができないという課題もある。

(7)新田知事が4年前に掲げた88策。先ほども言いましたが、これによって今まで富山県が取り組んでこなかったものが大きく動いた、プラスの面も多くあると思っています。

一方で、これまでよりも結果が伴っていない部分もあります。そのひとつが、この「出生率」と「社会増減」です。

88策、この9割が達成されたとみるかどうかは議論があったところですが、というのも「着手」はみんなが認めるところですが、「達成」というと違和感がある方もおられると思います。

例えば、このように88策で「達成」としていたのに、ほとんど同じ100項目がいくつもあります。

とにかく、この88策のほとんどが達成されたけれども、それにも関わらず県民希望出生率と現実の開きが大きくなっていることや、社会減が続いており社会増を達成できていない現状をどう受け止めているのか、新田知事にお聞きします。

→(回答)県民希望出生率や社会増の達成に向けて取り組んできたものに関しては、一定の成果があったと考える。しかし、達成できていない現状に関しては、危機感を持っている。これまでの取り組みを点検し、新しく前向きな取り組みを打ち出していく必要がある。

ありがとうございます。やっていることもたくさんあると思っています。

ただし、私の問題意識としては、88策と100項目。リンクしている、似ている部分が多いです。ほとんど達成していたとする88策の後継となる100項目が達成されても希望出生率や社会増は達成されないのではないか、ということを心配しています。100項目はぜひやってほしいですが、それだけでは出生率や社会増減にインパクトが弱いのではないかと思うので、100項目以外の項目もどんどん進めてほしいです。

→(回答)この4年間の途中で、出生率をベンチマークしないことに舵を切った。政策目標から外した。

(私が言いたいのは、「県民の希望を叶えてほしい」ということ。希望出生率は県民の希望。

新田さんは「チャンスがあり、夢が叶えられる富山県」といつも言う。希望を叶えることから、叶えられていないことから目を背けないでほしい。県民の希望とどんどんどんどん離れていっている現実をしっかり受け止めてほしい。)

続いて、子ども政策に関して3問お聞きします。

(8)仮称ですが、こどもの権利に関する条例が制定に向けて進んでいることを大変嬉しく思っています。特に、都道府県条例として初となる「こどもにとって大切な権利」の具現化や、権利侵害を救済する機関の設置など、意欲的な中身となることもありがたく思っています。

ですが、理念条例、宣言条例になってはいけません。そして条文を読むだけでは、救済機関の設置以外に、どのようなことが進んでいくのかイメージしづらくも感じております。

条文案にある「こどもに対する権利侵害を救済する機関の設置」以外で、今まで実施していなかったどのような施策が「具体的に」進んでいくのか、できれば「具体的」ということを意識して答弁くださればと思います、松井こども家庭支援監に所見をお聞きします。

→(回答)例えば、子どものウェルビーイング向上の普及啓発に取り組む。また、子どもからの相談支援体制を充実させる。

子どもにこそ伝えたい内容だと思いますので、発表される際には、ふりがなを振るとか、優しい内容にするとか、子どもにも伝わる方法でも発表ください。当然やられるとは思いますが。私も小中学生中心の空手道場をやっておりまして、書類作る時いつもふりがな振りますとか気を付けています。結構大変なんですよね。よろしくお願いします。

(9)さて、条例制定は大変歓迎することですが、知事がいう「こどもまんなか社会」は、条例ができればそれだけで実現するものではないと思います。

今、何が足りていないのか、この4年間でどういうことを進めていくのか、

「こどもまんなか社会」は私たち議会側も大変共感することなので、知事のイメージと擦り合わせて、時に推進力となって大いに応援したいという想いで質問します。

知事のイメージする「こどもまんなか社会」の実現のためには、こどもの権利に関する条例の他に、現在どのような施策が足りていないのか、新田知事に所見をお聞きします。

→(回答)これまで取り組んできた施策の拡充し、また新たな施策を検討する。主なものとしては、いじめ、虐待などに対する心のケア。また、子育てに関する経済支援を拡充する。学校外の教育などに充てられるクーポンも発行したい。私立高校の学費を段階的に支援したい。

(10)「こどもまんなか」は理念とかビジョンはみんなが共感するところですが、具体的な施策になると難しさも感じます。県民と話していると、私、同世代なので、子育て世代と話すことが多いからもあると思いますけど、「こどもまんなか、って言ってるのになんでこういうことにお金かかるの?」と結構言われます。私立高校に通う生徒への助成の年収制限とか、高校のタブレットとか。

もちろん「新田知事になってからこういうこと進んだんだよ」とその度に言っていますよ。私立高校へ通う生徒への助成の拡充とか、フリースクールとか。

言っていますけど、私はやっぱり明確に予算をかけることが必要だと思うんですね。全部、何でも無償という世界にはなりませんけれども、「今までやってなかったこういうことをやります」とか、「去年から今年になってこれが進みました」とか、せっかく県の広報誌も定期的に発行しているのですから(「県広報とやま」、年5回発行しています)、色々発信したいことはあるでしょうが、「こどもまんなか」が新田カラーならこの部分は毎号何か報告することにして、「ここに予算かけました」「これが進みました」ということを県民ともっと共有したらどうかなと思います。

さて、色んなところに予算をかけなければいけませんが、「こどもまんなか社会」の根幹は、生まれ育った家庭に関わらず、健やかに育つ、夢や希望を持って育つ、そういう環境を作ることだと思っております。そういう意味では「日本語指導が必要な児童生徒」、現実に困っている生徒ですね。こういう方へのサポートは進めなければなりません。

しかし、富山県も少しずつ対応しておりますが、グラフ見ても分かるように、それを上回るペースで対象となる児童生徒が増えており、行政で手が届かないところをアレッセ高岡さんなど民間のみなさんも頑張っておられます、が、この児童生徒は今後も増えていくでしょう。

足りていないから行政もっとやりなさい、人員増やしなさい、とそこだけに矛先が向くのもおかしな話だと思っています。日本語指導が必要な児童生徒は、自分の意思で日本に来たり、ここで育っているわけではありません。親が県内のどこかで働いていたり、多くは県内のどこかの企業で勤めている場合が多いでしょう、その企業にも一定の責任というか責務があるのではないか、と思っています。

日本語指導が必要な児童生徒数の増加に関して、対応の負担を行政だけで抱えないよう、企業にも協力を求める仕組みが必要だと考えますが、竹内生活環境文化部長に所見をお聞きします。

→(回答)児童生徒の日本語教育を企業に求めるあたり適当な分野があるか、それが本当に可能かどうか、よく検討していきたい。

今回はここまで!続きは次回!

「県民希望出生率」の話は、新聞にも取り上げられました。背景も含めてもう少し説明した方が分かりやすいと思いますので、後日このブログで取り上げたいと思います。

北日本新聞
富山新聞



なお、映像は、

録画中継 | 富山県議会インターネット議会中継

上記で半年くらいは視聴できる予定です!ぜひ!

それではまた!

2024年12月14日

【県議会】

11月定例会で私がした質問(1/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

12/6(金)に予算特別委員会で1時間質問しました!

今回は、その時に私がした質問とその回答を。

長いので、いつものように、3つに分割します!

本日は人口の話から、子どもの環境、高校再編など合計15問用意しておりますが、まずは人口の話から始めたいと思います。

(1)1問目はですね、前回9月議会とほぼ同じ質問になります。南里経営管理部長に答えてもらいました。本当はその時、再質問すればよかったのですが、反射神経が悪くとっさに反応できなかったので、おかわり質問になりますけれども、再度質問させてください。

富山県内の大学等の定員総数は令和5年で3,105人となっています。これは同時期の進学者数4,774人の約3分の2でして、つまり進学のタイミングで本県から人口が流出する構造的な仕組みとなっています。

ですから、このままでは毎年1,600人社会減になる構造なので、大学等の受け皿を拡大する必要がありませんか?と質問しました。

その時、部長からは「県内の一部の大学、短期大学においても、入学定員を満たさない状況が見られるところです。ですから定員割れしないよう、大学の魅力を高めて、高校生にしっかりアピールしていきます」と、こういう答弁でした。

一方で、先月行われた北陸三県知事懇談会においても、北陸三県の大学進学者に対する大学定員の割合は約8割である。これは課題である。それを踏まえ、東京に集中している大学定員の偏在是正に関する取り組みを進める、とこんな話題もありました。

定員が充足するよう県内大学の魅力を高めることはもちろん大切ですが、仮に充足しても社会減構造には変わりないので、

それとは別に、県内大学等の受け皿を進学者数と同程度に引き上げる必要があると考えます。魅力向上と受け皿拡大は、どちらも大事ですが、違う問題だと思うんですね。南里経営管理部長に所見をお聞きします。

→(回答)高校生が進学先を選ぶ際は、県内・県外に限らず学びたいことを学べる大学かどうかが重要。県内にそうした選択肢があることは大事。引き続き、魅力向上や学生募集の取り組みを支援していく。

(魅力が高まって県内大学が充足しても、社会減構造は続く。今すぐ実現しなくても将来に向けて手を打っていってほしい。県内の高校生は県内に留まってください、という話ではない。県外からの進学者を増やし、出入りの均衡を目指してほしい。)

(2)続いて、2問目も9月議会でした質問です。移住に関して、富山県は、起業する場合であれば移住元を問わない支援金はありますが、県内でも結果を出している市町村があります。県でも起業にこだわらない支援金が必要ではありませんか?という質問をしました。

3ヶ月前、田中局長からは「移住促進策の拡充の必要性は強く感じているところ」とも言われましたが、「地方同士の支援金による競争を助長しかねないという面もあります。移住は決して一時的なお金のみで決まるものではないため、仕事、住宅、子育て環境など、多角的に富山県の魅力を伝えていく必要があると考えております。」と、こういう答弁でした。

しかし、新田知事二期目のマニフェストに、「移住支援制度の対象を起業のみならず全国・海外まで拡大」というものがありました。方針変更とまでは言いませんけど、この方向で進めるのか確認したく思っております。もちろん私としては、それを望んでおります。

移住支援制度の対象を、起業に限らない場合でも全国まで拡大するのか、実施スケジュールとあわせて、田中地方創生局長にお聞きします。

→(回答)移住支援金制度を全国まで拡大することは、本県への移住を決める後押しとなる。市町村と協議しながら検討を進める。

(3)続いて、地域おこし協力隊に関してお聞きします。2問目の移住とも繋がる話なのですが、私自身富山県は全国に自慢できる素晴らしい県だと思っています。多くの方に富山県の魅力を知ってもらい、住んでほしいなと思っています。しかし、この県には地域に様々課題があるのも事実です。

そんな中、地域おこし協力隊は地域課題を解決しながら、その地に住んでもらう仕組みです。3年間は国が、かかる費用をすべて負担する制度なこともあり、なるべくこの有利な制度をうまく活用できないかと思っております。

では富山県は県としてどういうことをやっているかというと、首都圏での募集セミナーの開催や、富山県地域おこし協力隊ネットワークの構築など、定着率の向上策に取り組んでいます。

しかし、本県の地域おこし協力隊は何十人もいますが、全員市町村が採用している現状です。ですが、これは市町村だけが採用できるのではなく、県も採用できるんですね。

でも、富山県としては採用実績はない。

来年度の県庁活性化方針で「外部人材の積極的な活用」とも言っています。行政課題の解決、外部人材活用の点からも有効と考えます。

地域おこし協力隊の重要性についてはいつも認識いただいていますので、市町村の取組みを支援するだけでなく、本県としても採用してはと考えますが、田中地方創生局長に所見をお聞きします。

→(回答)国も地域おこし協力隊を全国的に増やすべく力を入れている。現在情報収集をしているところであるが、近県での採用も多くなっており、本県でも採用に向けて検討していく。

(4)続いて、新田知事に、この人口の問題についてお聞きしたいと思います。

まず、前提として、2期目に向けた2つの8策に伴う100項目の公約が示されましたが、4年前の88策のロードマップとの位置付けを確認させてください。88策のロードマップは今年度で終了となるのか、また、100項目のロードマップも来年度に向けて今後示されるのか、新田知事にお聞きします。

→(回答)今後新たに作成する県の「総合計画」で100項目を取り入れる。ロードマップは示さず、「総合計画」の進捗管理を行うことで、100項目を実現していく。

(ロードマップは県民にも分かりやすく、意味があったと思う。あの形でなくてもいいが、100項目の公約がどのように進んでいっているのか、なんらかの形で示してほしい。)

ちょっと短いですが、次からひとまとまりの質問が続くので、今回はここまで!続きは次回!

なお、映像は、

録画中継 | 富山県議会インターネット議会中継

上記で半年くらいは視聴できる予定です!ぜひ!

それではまた!

2024年11月12日

【スポーツ】,【県議会】

富山マラソン4回目!

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

11/3(日)の自身4回目となる富山マラソン。

無事完走できました!!

途中きつい時間帯もありましたが、

ボランティアのみなさんの頑張り、

何より沿道のみなさんの「頑張れ〜」という声援で、

一歩一歩、足を動かすことができました。

(過去が遅すぎただけですが)過去最高より40分程度タイムが縮まり、4年目で1番よいタイム。自分でもびっくり。

40歳になりましたが、わたし進化しているかもしれません笑。

走ったみなさん、応援したみなさん、関わったみなさん、本当にお疲れ様でした!ありがとうございました!

スタート前
6km。まだ余裕あり
新湊大橋で21km。半分!
今年のマイベストフードはいなり寿司!酢を体が欲していたのかも
でも、定番のミニトマトも、
昆布おはぎ(?)も美味しかった!
マイベストドリンクはもちろん、33kmすぎのコカ・コーラ!
雄大でかっこよかった
ゴール後のますの寿司もありがたかった!酢!

以前も富山マラソンに参加したブログを書きましたが、

2回目の参加2022:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト

初めての参加2021:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト

いくつか目的をもって参加しています。(楽しくて参加しているだけではありません笑。)

そのうちのひとつが「マラソン大会で発生するゴミ」。

風などにより、マラソン大会がなければ生まれなかったゴミが、海にまで達しています。

環境の観点から、マラソンのゴミを少しでも出ないよう頑張りませんか?と議会で言っていたら、

2年前には、紙コップを初めてリサイクルしてくれました。

が、今年はさらに進化してくれました!富山県庁のみなさん、ありがとうございます!


マイボトルで参加する県外の大会を視察してくれ、今年から「セルフ給水」という形で、マイボトルを持てば給水できる仕組みになりました。

この動きがどんどん広がればと思います!

この大会は他の大会と何が違うのか?

自然の豊かな富山県だからこその、意義のある大会を開催できれば、より富山県の魅力を高められるのではと思います!!

(私はなんとか走り切り、足の痛みもありましたが、翌日はお茶会。社中の先輩がお席をもたれ、2席の点前を担当しました。

高岡の開祖前田利長公墓所の廟守である繁久寺さま、室町や江戸から伝わるお道具と、素晴らしい環境だったにも関わらず、、、稽古通りできず反省しきりでしたが、文武両道、また精進していきます。)

それでは、また!